美術系女子の話

美術系女子の苦悩系ブログ/日記と怒り、セックスと家族

セックスばっかりしてる娘とその母親のはなし

私の母と父は多分セックスレスだ。たぶん。小さい頃から2人の間に女と男という関係を感じたことが無かった。母はいつも父の愚痴を言っていたし父はずっと口を閉じていた。

 

母はセックスワーカーを軽蔑している。心底。

きっと私のような女も軽蔑している。私は別に母に反発してこうなった訳じゃない。小さい時からエッチなことに興味が会って、知らない人と会うことが出来ちゃって、いろんなことがあってセックスをしまくっていないと生きていけない時があって今はセックスが好きだ。

 

母はきっと私を軽蔑している。

母方の叔母が結婚した時、おばさんは子供つくらないのかなあと母にぽつりと聞いた。親戚が本当に少ないし、親戚の中で一番チビだった私は自分より小さいいとこが出来たら嬉しかったから。母親はその時、「できないんでしょ、昔さんざん遊んだからよ」と言った。

きっと中学生ぐらいの頃だったと思うけど、私はもうそのあとなにも返事が出来なかった。

 

いつか母が私にセックスワーカーの話を振ったときがあった。珍しかった。新聞にのっていた記事で、勤労学生の話だ。親が居なくて学費を払えない、風俗で働くが多忙で大学に通えないという私と同年代の女の子の話だった。かわいそうね、母の目はうるんでいた。私は心底がっかりした。セックスワーカーの背景に、悲劇的な物語が無いと許せない人。母は昔から何事にも意味を求めた。私がなにかするたびに何故?と聞いた。涙や怒りに意味を求められた。学校をさぼること、早退すること、意味なんてない、それが受け入れられない人だった。嫌だった。ただそうしたかったから、そういう理由は認めてもらえなかった。

 

私はセックスが好きだ。これからもたくさんしたい。理由なんてない。私にとって必要不可欠なこと。私の身体の一部、心の8割を占めるセックスを、私は母に否定されている。

ふとした瞬間に、それを突きつけられたらどうしようと怖くなることがある。セックスをしていても母の顔は浮かばない。でも母の顔をみているとセックスのことを考える。私はいけないことをしていない。母親に心配をかけているかもしれない。精神的な苦痛を与えるのかもしれない。でもセックスをすること事態は悪いことじゃない。誰にも責めることは出来ないはずなのに。

 

もし私が、結婚して、子供を産まなかったら、叔母のように「できないんでしょ、昔散々遊んだからよ」と母に思われるんだ、そう思うと、サーッと全身の血の気が引く。

 

私は後ろめたくなんか無い、でも、セックスを軽蔑する人はいる。この世にたくさんいる。私はそれに立ち向かうことは出来ない。差別ってそういうものだから。私は隠さなくて良いはずのことを隠す。それは恥ずかしいからじゃない、後ろめたいからじゃない、この世で平穏に生きる為だ。私を、迷い無く傷つけてこようとする人がいる。だから私は自分の身を守る為に嘘をつくし、隠し事をする。

いつのまにかこんなに生きづらくなったんだろうと思い出したくてももう思い出せない。

 

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