美術系女子の話

美術系女子の苦悩系ブログ/日記と怒り、セックスと家族

セフレに求められる理不尽な人間関係

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今、私はこの間始めて会ったお兄さんのことをずっと考えてる、芸能人で言うと誰に似てるなとか、昔会ったことのある男の人との共通点とか、次あったらこういうセックスをしたい、こんなことを聞きたい、

額をよく掻いていた彼の指は今まで私の体に触れた指の中でもかなり奇麗な方だった。青白くて指が長く、がっしりとした骨が透けて見えるような形。男性特有の、平たい形の指先が私はとても好き。あの指先が私のくちびるをそっとこじ開けて、舌の上の唾液をなぞるあの感じとか、思い出すと涙目になりそうなぐらい。

 

セックスの最中、部屋の電気はずっと暗いままだった。私が明かりをいやがるそぶりを見せたら彼がほとんど消してしまったから。外で見た彼の手は白かったけど、部屋が暗かったから彼の細く引き締まった腹部の肌の色は一度も確認できなかったなって今頃になって思い出す。だから次会う時は明るいところで彼の細いお腹を見るのが楽しみでしかたがない。

 

今私はすごく楽しい、楽しいしドキドキしてる。それって恋してるんじゃないのって誰かに言われたら、恋だよって答える。だって好きじゃなかったら次会うのが楽しみだったり、本当にまた会えるのか不安だったりしないじゃない。

でも私はこのまるで恋心のような浮ついた気持ちの原因も、終着の付け方もしっている。数年前の私は浮ついた自分の気持ちをコントロールすることが出来ないこともあったけど、少なくとも今もうすぐ21歳になろうとしている私は、自分のこの落ち着かない感情を俯瞰して見ることができてる。

 

恋心のあり方

恋してるかもって感じちゃう原因はいっぱいある。それは私みたいな形で男の人と関係を築く女の子にしか当てはまらないものじゃない。誰にでも共通すること。

 

まず一つ目はどきどきしてしまう原因。知らない人と会う前私は本当にドキドキする、緊張するから、きっと吊り橋効果みたいに、このドキドキを恋のドキドキと勘違いしてしまってるんだなーって思う。一目惚れってこれだよなーって私は思うんだけど。

それに私は相手とのラインのやりとりを馬鹿みたいに何度も読み直す、相手がどんな人かとか、汲み取るにはそれしかないから。人はずっと同じものを見てるとだんだんそれが好きになる。流行の曲がかっこよく聞こえて来ちゃうのと一緒。だから私は絶対に相手のことを好きになった状態でいつも出会うことになる。友達だと思ってたあいつのこと、いつのまにか好きになってたって、このパターン。

それから初対面の男の人はだいたい私に優しくしてくれる。これは多分だけど、金髪でも厚化粧でもない、ヘタすれば一回り年齢が違う私にきつく当たる理由は何も無いから。それに私も男の人に攻撃的な子だって思われない方法を知ってる(本当はすごく攻撃的な性格だ)。でも最近はあまりにも従順な子だと思われると、相手の態度が酷く優しくなるから、ときどき攻撃的になろうと努力してる。優しくされることは必ずしもいいことじゃないの、女の子ならみんなわかるよね。

 

それから、これはちょっと違う話になるけど、私みたいにほぼセフレにしかなったことの無い女の最大の弱点はチョロいところだって自分で思ってる。まるで男を知り尽くしているような語り方をしてしまってるけど、むしろその逆だって自覚してる。まともな恋愛経験をした女の子たちのように、男の人と対等な関係を築くことの無い私にはわからないものがたくさんあるのも十分わかってる。いつも保証がなにひとつ無い不安定すぎる関係の中で私は男性と時間を過ごす。そこにはいろんな矛盾がいっぱいあって、羅列しきれない。

(平和で幸福な関係しか築いたことの無い女の子には想像つかないような男女関係の残酷な面を私は見て来た)

 

恋人の関係は目に見えるものがある、周りの皆があの子たちは恋人同士なんだよって認識していることや、2人の世界が2人の認識の中で確率してること。これって目に見えるものだって私は思う。でも私の築く関係は薄暗い部屋の中で、2つの肉体が引き寄せられる瞬間にしかない。恋心は性欲ってまさにそうで、私はいつもそのふたつの中で頭がちぎれそうになる時がある。馬鹿みたいだけど本心で、付き合うってどういう感覚かよくわからないけど、例えば性欲が恋心と呼ばれる形で2人の間に提示されて、そのうち性欲が消化されると愛情でつながった2人になるとしたら、私と2年ぐらい付き合ってる人は多分立派な恋人かもしれない。でもそれは違う、何故かというと多分すごく残酷な理由で、私が彼にとって彼女じゃないって認識されているっていうただそれだけだ。

 

年が一回りも違うなんて現実的じゃない(未来が無い)ってことが原因かもしれない。でも多分、彼の彼女と、セフレである私の間に決定的な違いはなにも無い。それは彼の認識で振り分けられているだけに過ぎないって私はわかる。

だからその人が大切にするべき人間かそうでないかなんて、当事者である私に操作出来ることじゃない。それは相手がどう選ぶかっていう、ただそれだけ。セフレと恋人の違いなんて本当にわずかなものだ。あたりまえのこと

 

恋人関係っていうのはお互いが恋人であるって言う認識を、強制的に契約を結んでる状態だ。って私は認識してる。あなたは私を大切に思っているっていう契約の結び合い

 

大切にしなくていいことの本当の残酷さ

頭をなでられたり、顔を触られたりすること、向こうからしたらきっとおもちゃをかわいがっている程度のことだけど、私はすくなからず絶対うれしくなる。単純で馬鹿だなって思うけど、それに舞い上がるのはバカことじゃないって思えるようになった。だって触られるのって気持ちがいいから。

そもそも「優しくするけど好きになっちゃダメだよ」なんていう男けっこういるけど、ものすごいひきょうな話だよね。好きになられると困るなら外で頭をなでたりしないでって私は大声で言いたいけど、でも言わない。頭をなでられたらとびきり幸せそうな表情を、おしげもなく出来る。なんて酷い男だろうって、心の中でそうおもうだけ。わたしたちはもともとそういう前提条件のもとで会っているから。

 

大切にしなくていいって聞くとみんなどんなことを想像するだろう。彼女を大切にしますって具体的にどういうことだと思って言うんだろう。

 

大切にしなくていいって言うことは雑に扱っていいとか、物理的に傷つけていいってことじゃない。女の人を殴ることは犯罪で、そういう領域を超えたこと。

関係を持った誰かを、大切にしなくていいっていうのはね、自分の言動によって生じる相手の感情に、一切の責任を負わなくていいってこと。そうだよ。

よくある話だけど、「この子良いセフレだったんだけど俺のこと好きになっちゃったみたいだからもう切るわ〜」ってやつ。これがまさにそう。セフレと彼女の扱い方に違いはない、むしろ責任を負わなくていいという条件がある分セフレの方が随分と甘い扱い方になってる男の人も多いかもしれない。「俺のこと好きになっちゃったよアイツ」っていうのは、絶対に男側の言動が起因におきてまったことだけど、でも彼らはそれによって女の子が恋煩いを起こそうが、自分の立場を認められなくて自殺したくなっても別に俺に責任はねえよ?って本気で思ってる。だっておまえセフレだろ?ってさ。

実際、人間関係に置いて、相手の感情に責任を負わなくていいなんてあり得ない話だと思う。でもそういう理不尽な関係がセフレには求められてる。私はすごくおかしいことだっておもうけどでもどうしようも出来ない。だってセフレってそういうもんだと誰もが思っているから。

 

例え世界中で一番甘い声でアイラブユーとささやかれても、その言葉で私が喜ぶことを、誰も許してはくれない。

 

現実を操る感覚

アイラブユーとささやかれた時、私は「世界で一番幸せ」っていう笑顔を作りながら心の中で今日の晩ご飯のことを考えることが出来る。簡単なことじゃないけどそういう関係っていくらでもこの世にある。

 

好きになるのは仕方がないけど、それを現実の世界に持ち込んじゃ行けないっていうのが私の中のルールだ。恋心は性欲と変わらないから、恋人っていうのはいろんな感情が行き過ぎてそういう形に終着する、ある意味では一番異様な形だって私は思ってる。多分昔から恋人っていう関係が飲み込めなかったのはそういう風に感じるから。

 

今の私はさいこーに浮ついてて性欲にまみれてて、今すぐお兄さんとキスして涙を流せるぐらいの感情だけど、これが全部嘘だって知ってる。

そしてこの浮ついた気持ちの終着の付け方はただ一つ。ただ時間が過ぎるのを待つことだけ。

 

初対面の男の人と、安定した関係を築けるようになるのは半年かかるか、1年かかるか、もっとかかるかわからないけど、いつかマンネリの恋人のような付き合い方に変化するまで、私は自分の興奮をこうやってさまし続ける。なるべく口を開かないこと。大好きって思っても良い、ただそれを本当のことだとおもわないことだけがルールだ。相手は私になんの責任も持ってない、それがどんなにつらいことか私はよくわかってるから、すごく冷めた気持ちで居られるの。

 

好きだな楽しいなっていう感情、そしてどれだけこの関係が残酷かっていう自覚、この2つの温度差に、きっと私、頭おかしくされてるって時々思う。

 

 

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