美術系女子の話

美術系女子の苦悩系ブログ/日記と怒り、セックスと家族

美術系女子会

昨晩開かれた美術系女子会、正確に言うと大学の同級生M子の誕生日を祝うささやかな飲み会で、参加したのは私と飲み会の主役であり幹事のM子、Kちゃん、Sちゃん。

しばらくはこの飲み会で出た話題を軸に美術系女子の話とかそれ以外の話とかを書きたい。

 

よく言われる通り美大っていうのは浪人やらなんやらがとても多くて私達の大学でもだいたい現役と浪人の割合が1:1ぐらい。2浪〜4浪はざらに居るので同級生で集まっても年齢だけ取り出すとバラバラなことが多い。今回集まったメンバーも年齢でいうとかなりバラバラ。

 

誕生日のM子が予約を取ってくれた(ひどい話だ)お店は掘りごたつ式の個室で、大声で下品すぎる話をする私達にピッタリ。飲み放題無制限で食事は別だったがガンガン揚げ物を注文しまくるところから飲み会がスタートした。

  

美術系女子ってくくる程のものかな?

わざわざ美術系女子ってくくる程美術系女子はそれ以外の女子と違うのかって言うと、そこそこにくくっても良いぐらいには違いが有ると思う。少なくとも私のまわりの友達はそういう人が多い。

中学生ぐらいから学校に居心地の悪さを感じ始めた私からすると、やっぱりいわゆる王道女子達との会話ではなかなか話に加わるのが難しいことが多い。王道女子っていうのは、一般的な女の子像、彼氏は欲しい、あるいは居る、とくにこれと言って大志はなく社会への関心も人並みかそれ前後。四大に通っている。服装はコンサバ系で月のバイト代はだいたい飲み会とサークルの合宿に消えちゃう女の子。もちろんこれは批判でもなんでもなくあくまで私の中にある王道女子の特徴。結婚が人生においてマストっていうのも大きな特徴だよね(もちろん例外がいることは承知している)

自撮りをする動作。無意識にこぼれる「はやく結婚したいな〜」という台詞、そういう空感に反射的に壁を感じてしまう。事実、壁が有る。

 

私達が抱える違いってなに

私達が、女子として他の女子と違うところ、「ここは違う!!」って大声で叫びたいのは人生においての幸せの形だと思う。

これは昨日の飲み会でLちゃんが話していたことだけど、まさにそうなんだ。

まず、私達美術系女子はこの長い人生を1人で生きていくってことを前提としている女子が多い。それは何故かというと、多分理由はいろいろある、将来的に稼げるお金の問題とか、そもそも理解されにくい職種だとか、でもここであえて女子的な理由をあげるとしたら自分たちの中の男子という存在のあり方が大きく違うんじゃないかと思う。

美術をやっている子たちの人生において最も大事なことって「いかに自分がやりたいことをやりつづけられるか」ということ。

幸せな人生=自分が好きな物を好きなように作れる環境

これは多分ほとんどの美術系の人に言えると思う。そこに恋愛や家庭が入る隙はきっとない。すくなくとも若い私達はみんなそう感じてる。

自分が主体の人生以外に幸福はありえない私達にとって、恋人や旦那さんという存在は小さくは無いが中心には存在しない。だから彼氏がおごってくれるくれないとか、プレゼントが何万円だったとか、サプライズパーティーをしてくれたとか、そういうことに喜びを感じる女の子達の気持ちには共感出来ない。

私の友達には、人生が充実していないから男が必要、男があって成り立つ人生という自覚を持っている女の子も居る。私はその逆だった。男の人で取り繕うことはできる、肌のふれあいとか死ぬ程幸せで気持ちいいのも知ってる。でもそれでは幸せになれない体に成っている。満たされない生活(物がつくれないこと、自由でないこと)+男は、イコール充実ではなく、空っぽの体だ。創作でしか埋められない大きな穴を、男という幸せでコーティングした、おもちゃの入っていないチョコエッグみたいな体。

 

恋愛や結婚で幸せになることを「与えられたもので幸せになれるんだね」って嫌みを言える程私達は盲目ではない、そういう幸せに憧れすらある、羨ましいくもある、男の子と過ごす心地よさも知っている。でもそこで幸せゲージを満タンにしてしまったら、自分の芯が空っぽになってしまう。恋愛には幸せのコーティングをする大きな力がある、でも美術系女子の心を埋める程の質量をもった恋愛はきっとない。

言い方を変えれば、男以外を人生の芯に置いている女の子の体には大きな空洞がある、それはどんな質量をもった大恋愛であっても埋めることは出来ないブラックホールみたいな穴なんだ。私達は自分のやりたいことをやり続けることでしか、このブラックホールを埋めることは出来ない。

 

美術系女子は自分達の人生を誇りに思っているけれど、同時に劣等感を感じている人もいるとおもう、私なんかそうだな。普通の人生で幸せになる方法を知ってはいるけれど、物を作ることに惹かれてしまったが最後、私達はもう美術系女子をやめることはできない。物をつくること、そこに幸せを感じてしまう呪いにかかった気の毒な女の子達ぐらいに私は思っている。

友達を見て泣きたいときもある、結婚が幸せであると、それが事実かどうかはさておいて、そう妄信出来ること、人生において確かな幸せのゴールのイメージがあること。それは本当にすばらしいことだと思う。私達はいつも宙ぶらりんだから

 

 

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